~なるほどHOTEL用語~

ブラッスリー(仏)(Brasserie)

フランスの飲食店形態のひとつで、他にレストラン、ビストロ、カフェなどがある。
ドイツの国境にほど近いアルザス地方が発祥といわれ、レストランでは飲めないビールと郷土料理を看板にした、日本でいう居酒屋のような趣きで営業していたようだ。
ブラッスリーとは、『ビール醸造所』が語源だが、昨今フランスではビアホールやカフェレストランを総称してこう呼んでいる。
伝統的なスタイルで料理などを提供するレストランよりも、比較的リーズナブルで、気軽に立ち寄れる雰囲気が特徴。近年、日本のホテルでは、メインダイニングと差別化し、気軽なフレンチレストランとして営業しているところもある。
ビストロは、気軽にフランス料理が食べられる店をこう呼ぶことが多く、ブラッスリーと似たイメージである。本来は飲み屋兼食堂のことで、ヨーロッパではお茶、ワインなどが飲める庶民的な飲食店を指す。一方、早朝から深夜まで営業し、簡単な食事や酒、飲み物のオーダーに応じ、立ち飲み店もあるのがカフェである。 最近は、カフェ・レストラン、カフェ・バー・ブラッスリーと称し、それらの業態を兼ねる店もある。

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