『GIN CONNOISSEUR 2013レポート』 HBA国際部 鎌田真理 ペニンシュラ東京「ピーターバー」
EWG主催で行われるG’VINEのアンバサダーコンペティションGIN CONNOISSEUR2013―4月に行われたジャパンファイナルで優勝し、 6月の9日から5日間行われた世界大会に挑戦しました。 場所はG’VINEが作られているコニャックです。 World Finalistsは世界各地から15人。 アジアンリージョンから参加するのは今年が初でした。 正直どのような大会なのか具体的に知らぬままジャパンファイナルから挑戦していくのですが、とても興味深い大会です。 世界大会では7つのチャレンジを行います。 1. Guest Lecturer & Exam 今年はTanquerayのアンバサダーMr.Angus Winchesterが講義を行い、その直後に講義内に話されたことに関する筆記テスト。 2.Grape Sprits Nosing & Tasting ブドウを原料にしている蒸留酒(オードヴィー、ブランデー、コニャック、アルマニャック、グラッパ、マール、ピスコ、ラキ、ウォッカ、ジンなど)をまず香りだけでカテゴリー、銘柄を当てていきます。その後、改めて新しい用紙が配られ今度はテイスティングで答えを出します。
3.Make Your Own Gin ニュートラルスピリッツ、ボタニカルスピリッツ10種類をブレンドし、自分のジンを作成します。レシピだけでなく、ブランド名やロゴ、ボトルデザインも含めたクリエティビティが試されます。 4.Technical Bartending スピードチャレンジです。スピードだけでなく正確なレシピを注いでいるか最初と最後で重さを量ったり、オーダーされたカクテル名とプライス、合計金額も時間内にジャッジに伝えます。 5.Cocktail & Spirit Presentation 自分がG’VINEのアンバサダーになりきりプレゼンするチャレンジです。 6.Gin & Cocktail Trivia ジンやカクテルの早押しクイズ。 7.The G’Vine Summer Ball シグネーチャーカクテルをジャッジや200名のゲストに振る舞い、審査や投票を行われるチャレンジです。カクテルだけでなく商品をどのようにディスプレイし、アピールするかも問われます。
以上のチャレンジの総合点を競うのですが、優勝を獲得することはできませんでした。公表されていてわかっていることは、Nosing&Tasting 2位、Summer BallのCocktailが2位、Bar Decorationが1位を獲得しています。 チャレンジの合間にG’VINE、Cirocの蒸留所見学に行ったり、原料のUni Blancの畑に行ったり、合間の食事やパーティーで世界各国のバーテンダーや関係者とコミュニケーションをとったりとGinやカクテルにどっぷりとつかった5日間でした。改めて自分に自信を持った部分もありますが、全体的に思い知らされた世界大会でした。(コンペティションエントリーやジャパンファイナルから通訳なしの全て英語ということも含め。)帰国時の機内で勉強を始めたくらいです。このような興味深い大会に挑戦することは自分にとっても周りにとっても刺激になるので、2014年また日本から代表が出場すればいいなと思っております。